| 宇都宮市、鬼怒川沿いの飛山城跡高台に住み、あちこちと歩き回っている高齢者のおぼえがきです 過去の記録は次のページで見られます  |
グランド・キャニオン 2014.10.14 グランド・サークルの中でも一番の景観、壮大さに圧倒される。 何億年前にできた地層、何百万年もの年月をかけて、コロラド川により削りこまれた渓谷は、全長450ｋｍ、幅6〜29ｋｍ、深さ1,600ｍにおよぶ。 今回は、グランド・キャニオン・ビレッジのロッジに泊り、朝・夕の景観まで満喫できた。 ビレッジを中心としたサウス・リムから対岸のノース・リム、下のコロラド川にまたがる渓谷を眺めることになるが、まずは、サウス・リムの東縁、デザート・ヴュー、ここには、展望タワーが建ち、コロラド川が真下に望める。  西縁に移って、ホピ・ポイントから夕焼けの渓谷鑑賞。岩壁の陰影がくっきりしてきて、渓谷の岩肌が徐々に赤く染まってゆく美しさに茫然。    朝日は、マサー・ポイントから。光のない暗い渓谷が朝日で徐々に輝きだす時間の流れは劇場にいるような感じ。   そして、コロラド川に下るトレッキング・ルートがあるブライト・エンジェルから少しだけだが歩いてみる。  グウランド・キャニオンを訪ねたのはこれで三回目。40年前、20年前の過去二回は、ラスベガスからの日帰りフライトだった。時間は短いが空の上からの眺めは抜群だった。それぞれの想い出がある。一回目には、飛行機に乗り込んだ途端、パイロットに隣に座ってくれと頼まれた。サブの操縦桿がある席だ。初めての米国旅行で、パイロットが発作で斃れたら代わりをしなければと一瞬パニック。代わってくれる米国人がその後で乗り込んできて救われた。空港でパイロットに出会ったら、コーヒー飲むかと声をかけてくれた。米国人のフラットさに驚いた。二回目、ビレッジ周りからの景観に見とれている間に雪が降ってきた。どんどん雪が激しくなり、空港に駆け込んだが、飛行機は飛べない。小さな飛行場なのでロビーで焚火をしながら待つ。いつ飛べるか分からず、バスがあると言われた、ラスベガスまで6時間かかるという。結局6時間ほど待ち、雪が軽くなり、飛んでくれた。窓の外は、闇夜で流れる雪玉だけ、怖かった。今回は飛行機でなくバス、6時間の昼間ドライブは西部のアメリカの農場、荒野、途中の町を眺めながらゆっくり、ルート66のノスタルジーも味わえた。 |
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